ベイスターズとスポーツ界を勝手に見守るブログ

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ベイスターズの2019開幕カードから見えた今年の期待

今年もついにプロ野球が開幕しました。

横浜は外でナイターを行うにはまだかなり寒いと思える気温のなかでしたが、無事に今年もベイスターズ本拠地開幕を迎えることができました。

野球が始まると酒の席の話題が尽きなくて本当に楽しい時間が増えます。
ウイング席も増設された球団70周年、どのような最期を見られるのか今年も期待しつつ楽しんでいきましょう!


さて早速ですが、開幕カードの結果は2勝1敗で見事勝ち越しました。
開幕カードから勝ち越しは6年ぶりだそうです。ちなみにその2013年はモーガン、ブランコ、ラミレスというクリーンアップでの開幕。うん、強力でした。


2019開幕カードの中で注目は主に三点。

まずは外野陣。筒香とオープン戦で結果を出した楠本は当確のなか、もうひとり誰が起用されるか。もしかしたら消去法でソトが外野に回るかも?なんてことも充分にあり得ました。

練習試合からオープン戦の中では主に桑原、神里、細川、佐野ら「若手外野衆」がポジションを争っていましたので当初はその中から誰が起用されるかドキドキしていました。
守備力で抜けている桑原、足の実績がある神里、貴重な右の長距離砲細川、オープン戦実績では佐野…誰が出ても悩ましいと思っていましたが解答は「1番センター梶谷」でした。

ベイスターズファンがもっとも夢見るスーパーアスリート梶谷隆幸が、肩の手術明けでオープン戦も未出場のまま開幕に登場するとは!
梶谷の実績と期待値は誰もが認めるところでありますが、同時にこの瞬間その他の選手への期待が梶谷の実績を上回ることが出来なかったという事実もまたわかり少し寂しくもありました。

とはいえ梶谷が一軍出場が叶う状況で間に合ったことに安堵もしましたし復帰はうれしい限りでした。結果として開幕戦に安打こそ出なかったものの、チームが上に行くためには必ず梶谷の力はまだまだ必要です。新陳代謝の活発になっているチームですが、もうしばらく若手の高い壁となっていて貰いたいと思います。


次に近年ずっと言われている捕手問題。
開幕戦から3連戦で伊藤、戸柱、伊藤という順番のスタメンでした。この3連戦を見て今年の起用法がなんとなく見えてきたような気もします。

結果的に伊藤スタメンの試合で勝利を納めていますので戸柱に対するいろいろな声も聞かれてきますが、まず捕手起用について今年は年間通して大体既に決まっているように感じました。

ベイスターズ捕手の中で圧倒的な実績をもつ伊藤、今年は計算できる投手起用に合わせて伊藤が起用されていくのではないでしょうか。今年の投手陣の陣容からするとおそらく最終的には全体の3分の2くらいを伊藤に任せることになりそうです。

捕手併用のメリットデメリットなどはまた別の機会に考えたいと思いますが、捕手としてのたたずまいがやっぱり捕手には必要だと考えます。それがある選手を中心に戦っていくべきだと考えます。
今年はその役目を伊藤に託していってほしいと思います。伊藤も腰の持病がある選手ですので、特に寒い時期は無理をせず頑張って欲しいものです。

ちなみに2戦目の京山は4回まったく狙ったところにボールがいっていないように見えましたので、ちょっとリード以前に今一度制球を鍛え直してもらいましょう。


最後に、ソト筒香宮崎ロペスのこの四人のならびの前に誰を加えるか。
開幕戦では2番に楠本が入り、3番からこの四人が並びました。
こちらも細かくはまた別機会に書きたいと思いますが、過半数=5人高出塁率の選手が居ればかなり得点確率UPが期待できます。
初戦は楠本の5出塁で8得点、2戦目は最終打席まで抑えられ1出塁で1点。上位が塁に出れば出るほど得点の確率はあがります。
キーになる「この四人の前を打つ選手」として楠本には今年チームに勢いをつけて貰いたいと期待しています。

まだ寒くてコンディションもみんな万全では無いようにも見えますが、やっぱり桑原梶谷の攻撃力がこのカードでは少し物足りないように感じます。この二人が元気に暴れまわれるならなんの意見も無いですが、それが発揮しきれていない現状ではソトのセカンド守備不安の意味でもセカンド柴田でライトソト、でいかがでしょう。



試合の中で見えた今年の理想としては開幕戦の7回に見せた先制のシーンに尽きるのではないでしょうか。
前の回では抑えられていた又吉の続投に対して8番大和は打ち取られるも10球の粘り。
この間に次打者の今永もしっかり準備ができたと思います。しかも打席の前に番長兼投手コーチの三浦から「一本打ってこい」と声をかけられたとか。ニクい!!そして本当に安打してしまう今永も本当に頑張りました。

さらに素晴らしかったのは次の梶谷、7球目で四球を選んだこと!この時点で又吉は39球とかなりの球数に達していました。
振りましているイメージが未だにつきまとう梶谷ですが、状況とランナー次第ではこういう落ち着いたプレーもできるんです。足があるだけに1番でも使いたくなりますが、こういうシーンを見ると2番もしくは6番あたりのほうが適性としてはあるのかな…と考えてしまいます。梶谷の打順問題もファンの永遠の議論です。

梶谷四球のあとは楠本がすかさず2球目を安打し又吉は交替。谷元が上がってきました。
谷元のボールは素晴らしくコントロールされていたので、ソトが打ち取られ筒香も追い込まれた時点で無得点かと思いきやそこはキャプテン、低めを見事にセンター前に運びました。


ベイスターズの理想としてはやっぱり1アウトランナー有の状態で主力打者四人の中どこかに回すこと。ソト筒香宮崎ロペスのうち二人にチャンスがあれば誰かやってくれる、その理想の流れを表現してくれた最高の下位打線からの攻撃でした。

できるだけ多くこの攻撃のような試合を見せて貰いたい!


なお4.2の上茶谷選手が先発した試合については残念ながら負けてしまいました…
その試合の前に今回のブログ書き終えるつもりが終わりませんでしたが、まだその試合映像も見れていないので投球について言及はしません。

ただ上茶谷が間違いなく一軍戦力として活躍できることが分かった&佐野の成長が偶然では無いことが分かった試合として大きな収穫が得られたような気がします。
パットン乱調で敗北してしまいましたが、僕はラミレス監督の言葉に救われました。「8回を投げるもっとも良いピッチャーで負けたのだから仕方ない」、そう、パットンが築いた信頼はファン共々こんなものでは崩れません。次は頼むよ!!



ありがとうございました。