ベイスターズとスポーツ界を勝手に見守るブログ

野球とベイスターズを中心に、スポーツ好きのサラリーマンがいろいろと意見を言いたいがためのページです

センターライン(セリーグ編)

野球においてはよくセンターラインが重要と言われます。

野球はホームベースから見て90度の角度の中で行われるスポーツなので、より打球に触れる確率が高い真ん中のポジションに良い選手が居れば良いというのは当然です。

打順も然り、1~3番打者は初回に必ず打順がまわり年間を通した打席数も多くなりますので、上位打順に良い選手がいた方が良いのは間違いありません。
2018年の優勝チーム、広島と西武を見てみると、

広島:田中、菊池、丸(遊撃、二塁、中堅)、會澤
西武:秋山、源田、浅村(中堅、遊撃、二塁)、森

それぞれセンターラインの選手が打線でも1~3番を組んでおり攻守共に「計算できる」選手達であったことが分かります。捕手も森、會澤という二人は打撃面で他チームの捕手よりもアドバンテージを生み出しています。
攻守共に、ということが必須ではありませんが、共に「計算できる」選手が揃っていることは上位を狙う上でプラスとなるでしょう。


そこで今回はとりあえず現時点で考えられる2019セリーグのセンターラインを考えてみます。
去年の優勝したときのカープが10点だったとして勝手に自分なりの点数もつけてみます。捕手、二塁、遊撃、中堅の順で記載します。

・広島 8
會澤、菊池、田中、野間
丸のあとにはファーストチョイスとして野間が期待されています。守備についてはむしろプラスになるかもですが、攻撃面では少しマイナスが見込まれます。とはいえTTLで見ればかなり計算できることには間違いありませんので、今年もカープは上位争いに参加することが予想されます。

・ヤクルト 7
中村、山田、西浦、青木
センターラインのファーストチョイスは概ね昨年と同じメンバーが想定されます。実績から考えると中村、西浦のところで更なる成長もしくは他選手の台頭が期待されるというところでしょうか。廣岡や奥村といったまだまだ若い選手も居ますので野手陣は今年も他球団にとって恐い布陣となりそうです。

・巨人 6
炭谷(小林)、吉川尚(田中俊)、坂本、丸
丸の加入は本当に大きいです。坂本丸の二人は攻撃面でも上位を任されるでしょう。捕手も少なくとも守備ではある程度計算できると思うので、キーマンは二塁となってきます。近年の巨人の課題でもありますが、ここで誰かレギュラーをつかんで欲しいものです。セイバーメトリクスの定石として良い打者は続けておきたいので、坂本丸を2番3番とすると二塁を守る選手が攻撃面でも1番を任せられるようになってくれるとベストですが…とりあえず攻守どちらかで光るものを1年間通して見せてもらいたいものです。

・横浜 5
伊藤光、ソト(伊藤裕)、大和(柴田)、桑原(神里)
ひいきにしている横浜ですが、攻守共に計算できるかと言われると微妙です。計算できるという意味ではソト大和はそれぞれ攻守のどちらか、です。そのどちらかにおいて高い結果を残せる二人なので、年間通して離脱なく頑張ってもらいたいです。伊藤光ベイスターズで2シーズン目となりますので実績から見ても昨年以上にやってもらわなければ困ります。
さてここで桑原です。桑原は今や外野手としての守備はリーグトップクラスです。ただ攻撃面で昨季の時点では「筒香ロペス宮崎ソトとそれ以外」の扱いになってしまっています。この四人に加え桑原梶谷神里、、誰かが攻撃の核として加わってほしいというのがファンみんなの期待でしょう。
その期待候補の中で最上位にいるのが間違いなく桑原です、守備が良く身体も丈夫で足もある、出塁率以外の観点では誰よりもアドバンテージを持っているからこそ確実に2019年もたくさんのチャンスはあります。今年こそ桑原が攻守ともにグラウンドを暴れまわってくれることを期待します。
とか言いつつも神里、細川、伊藤裕、楠本などなど新たな選手が使わずにはいられないほどの光るものを見せてくれたら大歓迎してしまうんですけどね!

・中日 5
松井(大野、加藤)、高橋、京田、大島
二遊間には亀澤、堂上、根尾など複数候補がいますが、ファーストチョイスはこの二人でしょうか。周平は足の動きを見ている限りセカンド1番手では無いような気もするのですが、昨季頑張ってくれましたのでスケールアップを期待します。ドラフト注目度からしたらこんなものじゃない。あとは捕手では各所で話題に挙がっていますが加藤を見てみたくなります。キャンプのアピール次第では充分開幕一軍もあるでしょう。

阪神 2
梅野、糸原(上本)、北條、近本(中谷)
梅野、糸原の二人は昨季実績からある程度の活躍が期待できますが、まだ不安の方が大きいです。特にセンターはファーストチョイスが居ないことが事前の評価を下げる要因です。近本の名前を挙げましたが、藤原辰巳を外しても取りに行ったドラフト1位ですからよほど悪い面が出なければある程度起用されるかと思います。外野の他二枠で糸井福留を追いやる選手が~と言われますが、正直よっぽどのパフォーマンスを発揮しなければ現実的には彼らを越える出場をすることは難しいと思います。年齢は重ねてもまだまだデータ観点から彼らを外すわけにはいきません、素晴らしい選手ですから。
もちろん彼らもいつか引退しますが、休養しつつの選手が引退したからやっと入れ替わるのではなく、パフォーマンスで越える選手が現れてほしいという阪神ファンの気持ちもよーくわかることだけは一言添えておきます。


主に昨年ベースで書いてしまいましたのでこれだけ見たら同じ順位のようになってしまっていますが、別に順位予想ではありません。
低いチームの方が覚醒ヒーローや新たなスターの誕生する可能性が高いです。
今年も各チームのセンターライン見守っていきましょう。


上手く締められませんでしたが最後でお付きあい頂きありがとうございました。