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2018年プロ野球球団別得点力/パリーグ

少しセリーグのことを書いてから間が空いてしまいましたが、2019シーズン開始の前にパリーグのことも振り返っておこうと思います。

今回利用するOPSについても過去セリーグの際に書いたのと同様に【高い選手は高くなりやすい打順にいる可能性がある。全員の数字は公平ではない】という点は大前提として考えたいと思います。

■ロジック(変更無)
①各チームの打席数上位9名のOPSを抽出。チームの得点力はより多く打席に立った選手9名の成績でおおよそ推定できると仮定。
②打順などの影響を反映させるため、「OPSが高い順に×1~×0.2の補正」を行う。OPSが高い打者は良い打順に配置されている=より得点へ直結しやすい、という整理。※補正後のOPSを「チームOPS」と呼ぶ
③全員分のチームOPSを合計し試合数で乗算、チーム得点の理論値とする。

パリーグ6球団分の一覧は以下の通り(選手名の並びは打席数の多い順。OPSの並びは一番左枠外の数字)

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西武だけが理論値に対して+120点と圧倒的に理論値を上回っています。
打順によらず多くの選手が好調をキープしたこと、またここに名前の無い控え選手の攻撃力もチームの得点に貢献したことが言えるのではないでしょうか。
逆に楽天は理論値よりもショートしているので、主力が思ったより活躍できなかった(怪我の離脱も含め)&控え選手での積み上げが少なかったと言えます。

各チーム各選手のチーム内順位の通りにグラフ化したものが↓となります。
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等間隔で補正をしているため、直線的に近づくほど理想的となります。

まず上位を見ると、西武はほぼ直線的になっています。攻撃力の高い野手がそろっている証拠で、圧倒的な攻撃力で優勝しただけのことがあります。

ただ、一人ずば抜けている選手がいるのはソフトバンク、柳田です。また、チーム内次点のデスパイネとは大きく差が開いてはいるものの2番目以下の推移もある程度高い推移を保っていますのでやはりチームとしての自力はさすがといったところでしょう。

また、オリックスもトップの吉田は孤軍奮闘で柳田山川に近い貢献度となっています。ただし吉田以下の選手が一気に急落しておりチーム力としてはかなり物足りない結果となってしまいました。

最下位の楽天はチームの柱となるべき上位選手が軒並み低い水準だったことが結果につながってしまいました。ただし、下位を見ていくとそこまで圧倒的に低いわけではありません。そういう意味でシーズンオフの補強はとても的確であったと感じます。上位としての期待が出来る浅村、ブラッシュに加えドラフトでも野手獲得を優先したことで今シーズンは期待度が上がります。

おおまかな展望としてざっくりまとめると

・西武=浅村の不在を埋める最適解。ただその出現が内野でも外野でもその逆を外崎が高いレベルで埋められるため、今年もかなり期待が出来る。
ソフトバンク=柳田に次ぐ主力打者の存在。柳田が3番に座る場合にはできればその打者を4番に置きたい。
日本ハム長打率の高い打者。近藤の出塁率は申し分ないがチーム一の得点源としてもう1人長打率を稼げる野手が欲しい。
オリックス=吉田以外、全選手の底上げ&補強選手の活躍。
・ロッテ=レアード、バルガス、安田と長打の期待できる新戦力が最低2人機能すること。補強、育成方針としては的確であるため期待は有。
楽天=浅村、ブラッシュ、辰巳と新戦力の機能。

攻撃力だけで来季を考察してみると、
上位>ある程度自力で計算ができる 西武、ソフトバンク
中位>新戦力に期待する部分はあるが実績から期待できる 日本ハム、ロッテ、楽天
下位>全体の底上げが必須、かつ補強選手も未知 オリックス


攻撃力だけで野球は決まりませんが大まかな傾向としてはこのような動きになることを想定しています。
オリックスは期待値の高い選手が多いので、良い意味で裏切ってもらえるとリーグが大いに盛り上がるかと思います!
シーズン終了時に反省記事を書く必要がありますね・・・。


簡単ですが今回はいったんここまでとさせていただきます。
どうもありがとうございました。