ベイスターズとスポーツ界を勝手に見守るブログ

野球とベイスターズを中心に、スポーツ好きのサラリーマンがいろいろと意見を言いたいがためのページです

ベイスターズの2018年を振り返る~続き

タイトルの通り、前回投稿記事の続きです。

■守備
ちょうどこれを書いているとき、株式会社DELTAよりデータで選ぶ12球団の守備ベストナインが記事になっていました。セイバーメトリクスの守備指標であるUZR以外にも、複数のアナリストが複数の指標から議論を重ねたようでとても興味深い記事でありました。先に結果は以下の通り
投手 涌井(ロッテ)
捕手 小林(巨人)
一塁 井上(ロッテ)
二塁 菊池(広島)
三塁 松田(ソフトバンク)
遊撃 源田(西武)
左翼 島内(楽天)
中堅 桑原(横浜)
右翼 上林(ソフトバンク)
これを見ての感想は人それぞれですが、客観的な指標に基づいていることを踏まえればそこまで異論噴出とはならないのでは無いでしょうか。
記事の詳細はただの転記になってしまうので元記事を参照いただければと思うのですが、今回は守備について思い付くままにざっくり書こうと思います。

記事にもありましたが、守備指標から見えてくるものは厳密には「守備の巧さ」ではありません。客観的な指標から見えてくるものは、通常ヒットになる可能性が高い場所に飛んだ打球にたいしてアウトを重ねることが失点阻止に繋がる=貢献した、という考え方における評価です。ものすごく極端なことを言えば、足さばきは劣っているが手の届く範囲の打球処理にめっぽう強くイレギュラーでも痛烈でも全部処理する、という選手がいた場合守備範囲を重視するUZRでは評価は低いことになります。また、守備に関しては必ずしも打球が飛んでくるとは限らないことも加味しなければなりません。
つまり2人の選手がいたとき守備指標に多少の差があっても失点影響はそこまで生まれないであろう、と考えられます。「差」の基準目安としては平均程度かどうか、というところで良いと思います。。守備は平均程度だが一人で年間15~20本塁打を期待できる選手と、守備はそれより高い指標だが本塁打は一桁の選手であれば総合的な貢献度では前者のほうが期待できます。
今年のベイスターズで言えば柴田辺りがまさに守備はそこそこ良いが総合的に期待値が低い選手、であったのでは無いでしょうか。柴田がレギュラーになるためには守備での更なる上積みをするか打撃成績を「平均並」に向上させる必要があります。今年加入の大和に関しては守備で圧倒的なプラスを生み出してくれることを期待されていただけに離脱も含め少し物足りませんでした。
守備位置度外視して攻守両方でプラスが期待できる選手としてはやっぱり桑原梶谷の名前が出てきます。桑原は守備については文句なく、特に前方の打球に関する強さは球界屈指です。梶谷はそこまでは言えないものの間違いなく平均以上の安心はあるため、この二人が攻撃でプラスを生み出してくれれば=攻撃でも平均以上に成績を残してくれれば、確実にチームのパワーアップとなるでしょう。神里や楠本といった選手の名前も挙げたいところですが、実績を考慮してここでは名前を挙げるのみにします。
そうなるとソトはセカンドに置いて攻撃でのプラスを期待するしかありません。守備は通常にこなして貰えればよし、むしろ多少のミスは許容としてやってもらうことでトータルではプラスとなることを期待しましょう。
もちろんその辺りのキーマンと筒香宮崎ら主力が全員期待通りの活躍をしてくれる保証はまったくありませんが、データから見えてくるスタメンはおおよそ想像できます。良い意味で裏切ってくれる選手が現れてくれるとチームとしては本当に助かるのですけどね!言うならば原状ベイスターズの脆さは計算できる選手が少ない、ということに尽きるのではないでしょうか。

■まとめ
話が逸れに逸れましたが、無理矢理まとめます。
攻撃について、出塁率と得点との相関が明白である以上、初回に必ず打順が回りかつ年間の打席数も4番以下と比べて確実に多くなる1~3番打者の出塁率は必須です。また同時に走者を置いて打席が回る確率の高い4~5番には長打率があればなお良しです。
攻撃で計算したい4名、筒香ソト宮崎ロペスを2~5番におくならば、今年の成績を参考にすれば宮崎筒香ソトロペスという並びが現実的でしょうか。とは言え今年もこの四人以外の成績がふるわず打線が続かないという現実があったわけなので、できれば1~2番にはこの四人以外を置きたい気持ちはあります。守備との兼ね合いから見ると桑原梶谷大和のうち2人ですが、前述の通り大和に期待するのは圧倒的な守備のプラスなのでやっぱり桑原梶谷でしょう。
桑原(中)、梶谷(右)、宮崎(三)、筒香(左)、ソト(二)、ロペス(一)、伊藤(捕)、大和(遊)…さて、理想を語るだけなら誰でも出来ますが計算できなかったときにどう埋めていくかというチーム力がベイスターズには足りません。というか未知数の若い選手が多い。とはいえ筒香メジャーリーグへ移籍する前に優勝を味わいたいファンは来年への期待をせずにはいられません。
書けば書くほどファン心理が働いてしまいますが、こういう書き方は今年までとしたいと思います。

ありがとうございました、良いお年をお過ごしください。
※2019年度はいろいろなことを一週間に1回くらいのペースで書けていけたらと思います。