ベイスターズとスポーツ界を勝手に見守るブログ

野球とベイスターズを中心に、スポーツ好きのサラリーマンがいろいろと意見を言いたいがためのページです

サッカー日本代表のこれから

改めて先日のアジアカップ決勝を見てみましたが、とにかくカタールに自由にサッカーをやられてしまったなという印象です。
決められたシーンは個人技でしたが、それ以外でもカタールペースの時間帯が多く流れを掴めないまま終わったという感じでしょうか。
さらに言えば、ペースというより単純に一つ一つのプレーに関してカタールのほうが巧かった?ということに尽きるかと思います。日本の動きが悪かったといえばそれまでですが。

どんな強いチームでもなんだか上手くいかない日はあるでしょうしそういうときに限って相手の調子が良いこともあると思います。日本は決して強豪ではありませんが、過去の優勝経験もありワールドカップでも更に上を目指すチームとしては優勝しておきたいところでした。

今回の敗戦について解説やネットでもいろいろな意見がありました。
・堂安を変えるべきだった
・フォーメーションが相手との噛み合わせを修正できないまま、悪いままだった
・決勝に至るまでの選手交代が少なくレギュラーのコンディションがいまいちだった
・相手のエースを捕まえる役割が居なかった
・そもそも試合の入りから全力では無かった
・監督の打つ手が遅かった
などなどなど。

こんな記事を立ち上げておきながらアレですが、これだけたくさんの意見が出るということはもちろん首脳陣の中でも反省点はあるでしょうしここでは細かい点をつつくのは控えます。正直言うとここで優勝してもしなくても監督の評価が激変するわけでもないのが日本です、国民性含む熱量の問題もありますが仮にもっとひどい負け方でも解任騒動には発展しないでしょう。

そのなかでと気になったのは2点、ひとつめは日本代表ではどの程度自戦力&相手戦力の分析を行っているのか。その専門スタッフにはどれ程の力をいれているのかということ。

近年技術と統計学をスポーツに活かす動きは珍しくありませんし、サッカーにおいても同様です。
カタールのこれまでの試合と日本のここまでのパフォーマンスを踏まえて、試合の中で時間帯別の動きをそれぞれパターンスリーくらいまで考えられていたのでしょうか。
また、細かいところで私自身は野球のデータしか眺めていませんが、サッカーでも得点/失点の要素となる指標はあるでしょう。そのデータを扱う仕事は選手ではありません、きちんと細かい部分を補う動きができるスタメンや指示は出ていたのでしょうか。

二つ目は日本代表が目標をどこにおいているのか不明確なこと。JFAが2050年までにワールドカップ優勝と掲げてはいますが、その課程の目標としてFIFAランク20とか10とか掲げているのは本当に適性なものなのか判断に悩みます。ワールドカップベスト8?その他のタイトルは?すべてをメディアに発表する必要はありませんが、いまいち足元の状況に即していないような気がしてなりません。
本当に優勝目指すためには道のりは長いと思いますが、中期目標がランキングで良いのか。タイトル獲得もしくは勝率、総得点、総失点など具体的なところもぜひ聞きたいですね。


最後に、日本代表は2010のときもそうですし2018もそうですがココ一番で力を発揮できるチームになりつつあります。監督が変わっていく中でのそれは本当に素晴らしいことです。ベルギー戦でもこのまま終わってなるものかというプライドを感じました。どんなときでもあの姿勢に近いパワーを発揮できれば間違いなくカタール相手にここまでの完敗はありません。
「選手たちは仕事を与えられることを必要としている。何分も話すのではなく、リスペクトのある仕事を。そして私の仕事は選手の限界を引き出すことだ」
クラブの監督と代表の監督とでは仕事がまったく異なることは承知です、それでも代表チームはみんなの憧れであり誇りであるべきだと思います。ディエゴ・シメオネのように選手だけでなく観ている人の心も掴むほどのモチベーターとしての役割を監督とサッカー協会には期待しています。

まとまりの無い文章ですみません、ありがとうございました。