ベイスターズとスポーツ界を勝手に見守るブログ

野球とベイスターズを中心に、スポーツ好きのサラリーマンがいろいろと意見を言いたいがためのページです

野球の面白さを考えてみる

スポーツの中で何が1番好きかと聞かれると「野球」になります。
小学生で地元の少年野球チームに所属してから現在まで20年以上ずっと同じくらいのテンションで好きですが、データやセイバーメトリクス云々の話をする前に何故野球という球技が好きなのか野球そのものをよく考えてみることにしました。

切り口として、逆に「野球を好きではない人」の意見でよくあるものを想像し自分ならそれに対してどうプレゼンするかを考えてみました。大小さまざまな意見があるかとは思いますが、よくある意見は以下の3つが思い浮かびました。
①試合が長い
②ルールが難しい
③すぐ精神論が飛び交う

順番に、まず①について。
特にプロ野球の試合時間は長い。2018年のプロ野球平均で3時間13分(193分)、他の集団スポーツと比較してもバスケット40分サッカー90分、バレーボールも平均は150分程度とされていますので最初から最後まで観戦するのは興味が薄い方にとっては苦痛でしょう。
そもそも野球には制限時間がありません、何点取ったら勝ちという決まりもありません(アマチュアではあり得ますがプロ野球の場合は無)。お互い所定の攻守が終わるまで続きます。そんなスポーツはなかなか無いですが、それこそが野球の面白さの一つだと考えます。
「制限時間の無いスポーツの面白さ」をうまく伝えられない自分自身がもどかしいのですが…どんなに負けていても逆転の可能性がある、どんなにリードしていても負けてしまう可能性もある、可能性は限りなく低くてもタイムアップは存在しないから文字通りどんなことも起こり得る。ゆっくり攻めてもいいしゆっくり守ってもいい、限られた時間の中でどう時間を使うかではなく、「どう時間を使って試合を組み立てていけるかという点が面白い」と野球を見るたび&するたびに思うのです。

次に②について。
野球のルールは難しく、長くやっていても迷うときは迷います。視覚的に直感的にわからないということが野球嫌いの人にとって大きな理由ではないでしょうか。
しかしルールが複雑であるが故に、ルールを正確に把握しとっさの対応をするかどうかで試合を優位に進めることができる、ということが野球の面白さの一つであると考えます。というのも野球においては、反則プレーをした場合には審判が笛を吹いてくれるがそれ以外に選手の裁量で判定が変わるプレーが非常に多いからです。
経験者でも迷う主なものとして、アウトの種類の違いがあります。同じアウトでもタッチプレー、フォースプレー、アピールプレーと異なるものがあるため、まれに誰も瞬時の判断に自信が無くみんながポカンとなるようなケースもあります(タッチアップで飛び出した走者をアウトにするプレーがフォースプレーではなくアピールプレーだと全員が正確に把握している草野球チームがどれだけあるか!w)。そんなケースでも毎回冷静に自分達に最善となる動きをできるチームは強いのです。
観るときもやるときも、なんで今の選択をしたのかなとか今のは最善だったかなとかあーだこーだ言い合ったり反省したりといったことも野球ならではの面白さだと思います。

最後に③について。
これはロジカルっぽい根拠は無い話になりますが、野球は「よりメンタル面で助け合う集合競技」であるからだと考えます。他のスポーツに比べ、野球は同じようなシーンで名誉挽回するチャンスが同じ試合のなかではなかなかありません。初回のチャンスで三振したとして、以降得点圏チャンスすら作れなかったとしたらやり返す機会は無いまま試合は終わります。そんなときでも如何にその選手に対して前向きな言葉や姿勢を見せて切り替えを促すかということがチームとして非常に重要だと思うのです。
そもそもが失敗する機会のほうが多いスポーツですので、強い精神力が技術と同じくらい求められることは間違いありません。私自身が技術センスが全く無く経験と気合で野球をやってきたためかもしれませんが、そういった精神面の話も大好物なのです。

下手な長文となりましたがこんなところで今回は締めたいと思います。
次回は2018年のプロ野球振り返りを出来ればやろうと思っていますが、合間合間に東京オリンピックに備えて他競技についても思い付くものがあれば書こうと思います。